「時間がない」と諦めていた私が、3ヶ月で英語力アップした理由
「英語を勉強したいけど、時間がない…」
そんなあなたの気持ち、私にはよく分かります。なぜなら、私も同じような状況で悩んでいた一人だからです。
2歳と5歳の子どもを育てながら、家事に追われる毎日。朝は6時起床で子どもたちの朝食準備から始まり、夜は子どもたちが寝てからも翌日の準備や洗濯物の片付けで24時近くまで動き回っている状態でした。
「英語なんて夢のまた夢…」
そう思っていた私が、実際に3ヶ月で英語力アップを実感できたのには、明確な理由があります。それは、スキマ時間を有効活用することで、英語力は着実に伸ばすことができるという発見でした。
現実に向き合う:主婦の英語学習における3つの壁
第一の壁:時間の制約
オンライン語学学習の市場規模は、2017年度が110億円だったのに対し、2021年度には245億円と、この4年間で2倍以上の急激な成長を遂げています。これは、多くの人が英語学習の必要性を感じている証拠です。
しかし、主婦の現実は違います。家事に育児、仕事となると英語学習に充てられる時間はごくわずか。更にはまとまった時間で勉強するのはほとんど無理という状況です。
実際、私の1日のスケジュールを振り返ってみると:
6:00-7:30 起床・朝食準備・子どもの世話
7:30-9:00 子どもを幼稚園・学校に送る準備
9:00-11:00 家事(洗濯・掃除・買い物)
11:00-15:00 少しの自由時間(でも疲れて昼寝…)
15:00-18:00 子どもの迎え・公園遊び
18:00-21:00 夕食準備・お風呂・寝かしつけ
21:00-24:00 片付け・翌日の準備
このような状況で、まとまった勉強時間を確保するのは本当に困難でした。
第二の壁:家族の理解不足
家で独習していると、寂しさや空しさがつのって、続けられなくなります。夫や子供が家に居る時は、暗記でぶつぶつ独り言を言っていると、うるさいと皆に言われ、家中を歩き回って、迷惑にならない所に隠れて勉強したり。
この体験談は、私も含めて多くの主婦が直面する現実です。「今さらいい歳して、英語なんて勉強してどうするんだ」という視線を感じながら勉強するのは、精神的にも辛いものがあります。
第三の壁:経済的な制約
主婦の方が英語を独学で勉強するときって、自分だけのために取れる時間なんてほぼないし、お金にも制限がある場合が多いと思います。英語が収入につながっているわけではない場合、英語の勉強にお金をかけるのが後ろめたく感じて、英語の独学が辛くなるときもあると思います。
この3つの壁に直面した私は、一度英語学習を諦めました。しかし、子どもの英語教育を考えているうちに、「やっぱり私も英語を話せるようになりたい」という思いが再び湧いてきたのです。
転機:効率的な学習法との出会い
そんな時、偶然見つけたのが「スキマ時間活用法」でした。1日に5分、10分でも、コツコツと積み重ねることで大きな成果につながりますという言葉に希望を感じました。
実践した時短テクニック1:「ながら学習」の活用
家事をしながらでも効率よく英語を学べる方法を取り入れることにしました。
朝の洗濯物干しタイム(15分)
– 英語のポッドキャストを聞きながら洗濯物を干す
– 簡単な英語フレーズを口ずさみながら作業
料理時間(30分)
– 野菜を切りながら英単語アプリで学習
– 煮込み料理の待ち時間に英語ニュースを聞く
掃除機かけタイム(10分)
– 英語の歌を歌いながら掃除
– 発音練習も兼ねて一石二鳥
実践した時短テクニック2:移動時間の最大活用
すきま時間を使った英語学習でもっとも取り入れやすいものがリスニングです。イヤホンとスマートフォンなどの音源があれば始められます。
子どもの送迎時間(往復20分)
– 車でのリスニング学習
– 信号待ちで英単語確認
買い物時間(15分)
– 買い物リストを英語で作成
– 商品名を英語で考える練習
実践した時短テクニック3:就寝前の5分学習
日中のスキマ時間をうまく活用しましょうという考えから、就寝前の5分間も有効活用しました。
21:00-21:05(子どもの寝かしつけ後)
– その日覚えた英単語の復習
– 翌日使いたい英語フレーズを3つ選択
3ヶ月で実感した具体的な変化
1ヶ月目:基礎固めの期間
最初の1ヶ月は、発音を学んで、文法を学んで、音読をしろ!ひたすら音読をしろ!という基本方針に従いました。
達成できたこと:
– 基本的な英語の音に耳が慣れた
– 中学レベルの英単語300語を復習
– 簡単な英語フレーズを5個覚えた
使用した教材:
– NHK基礎英語(無料)
– 英語学習アプリ(無料版)
– YouTube英語学習動画
2ヶ月目:実践力向上の期間
時間短縮を意識するのであれば、あらかじめ「この時間は集中して勉強する」と決めて取り組むことが大切です。英語の勉強がなかなか続かない最大の理由は、「すぐに効果が得られないから」と諦めてしまうことです。
この時期は、継続することの重要性を実感しました。
達成できたこと:
– 英語での簡単な自己紹介ができるようになった
– 海外の子育て動画を字幕なしで理解できる部分が増えた
– 英語で日記を書き始めた(週3回)
3ヶ月目:応用力獲得の期間
英語をやっていて良かったことがたくさんありました。駅や空港のアナウンスが(なんとなく)聞こえる!困っても誰かに聞ける!という実感を得られました。
達成できたこと:
– 子どもに英語で絵本を読んであげることができた
– 海外のママ友とSNSでやり取りを始めた
– 英語での電話応対に挑戦(練習レベル)
現在では、英語力向上を実感できただけでなく、英語ができるようになると、色々選択肢が増えますということも身をもって体験しています。
失敗から学んだ5つの重要ポイント
失敗例1:完璧主義に陥った期間
最初の2週間は、「毎日1時間勉強する」という高い目標を設定していました。しかし、短期間で結果を求めている場合、ほとんどの方は思ったように成長しないため脱落してしまいます。
実際、子どもが熱を出したり、家族の予定が変わったりして、計画通りに進まない日が続き、挫折感を味わいました。
改善策:
– 最低限の目標を「1日5分」に設定
– 「やらない日があっても大丈夫」という心構え
– 小さな成功を積み重ねる方針に変更
失敗例2:レベルに合わない教材選択
聴く音声のレベルをいきなりハイレベルにしないことをオススメします。海外旅行のための英語の学習を始めたばかりなのに、早く習得したいと思っていきなり海外ニュースを聴いても呪文か暗号にしか聞こえません。
私も同じ間違いを犯しました。CNN Newsを聞き始めたものの、全く理解できずに自信を失いました。
改善策:
– 自分のレベルよりも少し簡単な教材から開始
– 段階的にレベルアップする計画を立てる
– 理解度70%程度の教材を選択
失敗例3:インプットばかりに偏重
インプットは重要であるものの、アウトプットの機会が少ないと英語習得は難しいでしょう。
最初は聞くことばかりに集中して、話す・書く練習を疎かにしていました。
改善策:
– 1日の学習時間の30%をアウトプットに充てる
– 独り言英語を家事中に実践
– 英語日記を週2回書く
失敗例4:継続できない学習計画
英語学習に才能はいりません。大切なのは継続することだけです。
しかし、継続可能な計画を立てることができずに、何度も挫折を繰り返しました。
改善策:
– 「習慣化」を最優先に考える
– 勉強時間を決めすぎない
– 楽しみながら学習できる方法を見つける
失敗例5:家族の協力を得られなかった
「今さらいい歳して、英語なんて勉強してどうするんだ」って家族に思われないかと不安になり、英語を勉強していると堂々と家族に言うことに気が引ける状況でした。
改善策:
– 家族に英語学習の目的を明確に伝える
– 子どもの英語教育にも繋がることを説明
– 家族で英語に触れる時間を作る
忙しい主婦におすすめの具体的学習法
朝の15分間学習法
時間:6:00-6:15(子どもが起きる前)
1. 5分間:前日の復習
– 覚えた英単語の確認
– 学習した英語フレーズの音読
2. 10分間:新しい学習
– 英語ニュースアプリで記事1本読む
– 英語学習アプリで新しい単語5個学習
家事中の「ながら学習」法
料理時間(30分)の活用法:
1. 準備時間(10分)
– 英語のポッドキャストを聞きながら野菜を切る
– 料理手順を英語で考える練習
2. 調理時間(20分)
– 英語の歌を歌いながら調理
– 煮込み時間に英単語アプリで学習
掃除時間(15分)の活用法:
1. 掃除機かけ(10分)
– 英語の音楽を聞きながら作業
– 掃除に関する英語表現を覚える
2. 拭き掃除(5分)
– 英語で「今日の予定」を独り言で話す
– 家具の名前を英語で覚える
移動時間の最大活用法
子どもの送迎時間(片道10分):
1. 歩きながら学習
– 英語の音声を聞きながら歩く
– 見たものを英語で表現する練習
2. 待ち時間活用
– 英単語アプリで学習
– 英語で「今日の感想」を考える
就寝前の5分間学習法
21:00-21:05(子どもの寝かしつけ後):
1. 今日の振り返り(2分)
– 学習した内容の確認
– 明日使いたい英語フレーズを選択
2. 明日の準備(3分)
– 翌日の学習計画を立てる
– 英語学習アプリの設定確認
効果的な教材選びのポイント
無料で始められる教材
NHK基礎英語シリーズ
NHKラジオ英語講座はとても質の高い講座でありながら、聞くだけなら完全に無料です。日本語で解説があり、文法の復習にもなるので、テキストを買わずに聞くだけでも勉強になります。
スマートフォンアプリ
英語学習アプリがおすすめ。TOEIC対策ができるもの・単語学習ができるもの・講義が聴けるものなどたくさんあります。
YouTube英語学習チャンネル
簡単ですぐに使える英語のフレーズ紹介や、海外生活についてや海外のリアルなどについて紹介されていて、英語学習のモチベーションにもなります。
有料でも効果的な教材
忙しい主婦にとって、時間は何よりも貴重です。少しお金をかけても、効率的に学習できる教材を選ぶことも重要です。
オンライン英会話の活用
多くのオンライン英会話は、1レッスン25分で毎日1レッスン受けられるシステム。家にいながら英語漬けで、経済的にも時間的にも主婦納得の月額料金です。
特に、短時間で効率的に英語力を向上させたい主婦の方には、プロのサポートを受けられるオンライン英会話がおすすめです。
「次こそは!」本気のあなたを本気で応援!【オンライン英会話の BizEnglish 】では、短期集中で英語力アップを目指せます。担任制なので、忙しい主婦でも継続しやすい環境が整っています。
継続のための5つの秘訣
秘訣1:「完璧」を目指さない
毎日1時間の勉強から始めました。主婦の皆さんも30分からでもいいので、毎日勉強すれば英語はできるようになります。
しかし、実際には毎日30分も確保するのは困難です。「5分でもやれば合格」という低いハードルを設定することが重要です。
秘訣2:家族を巻き込む
英語を実践する場合には、必ず誰かを巻き込むことになります。だから、孤独を感じている暇はなくなるのです。
子どもと一緒に英語の歌を歌ったり、夫に英語で話しかけたりすることで、学習が楽しくなりました。
秘訣3:具体的な目標設定
今の英語力を測定することができる(自分のレベルがわかる。スタート地点からどこまで伸びたか確認できる)。英語学習のモチベーションを維持できる(どんどん成績が上がって行くのでやる気が出る)。
私の場合、「3ヶ月後に子どもに英語で絵本を読んであげる」という具体的な目標を設定しました。
秘訣4:成果を可視化する
学習記録をつけることで、自分の成長を実感できます。
週間学習記録の例:
– 月曜日:英単語10個、リスニング15分
– 火曜日:英語日記、音読練習10分
– 水曜日:子どもと英語の歌5分、アプリ学習10分
秘訣5:楽しみながら学習する
とくに趣味の無かった私。今では、英会話が趣味と言えるかもしれません。
英語学習を「義務」ではなく「楽しみ」にすることで、継続が可能になります。
時間がない主婦でも確実に成果を出す方法
学習効率を最大化する3つのポイント
1. 反復学習の重要性
英語学習はとにかく音読です。私は英語学習の7割以上は音読に費やしました。
同じ内容を何度も繰り返すことで、短時間でも定着させることができます。
2. 五感を活用した学習
– 視覚:英語の文字を見る
– 聴覚:英語の音を聞く
– 触覚:書いて覚える
– 発話:口に出して練習
3. 生活密着型学習
日常生活の中で使える英語表現を優先的に学習することで、実用性と定着率が向上します。
スマートフォンを活用した効率学習
現代の主婦にとって、スマートフォンは最強の学習ツールです。
おすすめアプリの活用法:
1. 通知機能を活用
– 1日3回、英単語学習の通知設定
– 家事タイムに合わせたリスニング通知
2. オフライン機能を活用
– 事前に音声をダウンロード
– 電波状況に関係なく学習継続
3. 進捗管理機能を活用
– 学習時間の記録
– 成果の可視化
3ヶ月後の理想的な成果
期待できる具体的な変化
リスニング力の向上
– 簡単な英語のニュースが理解できる
– 子ども向けの英語番組が聞き取れる
– 英語の歌の歌詞が理解できる
スピーキング力の向上
– 簡単な自己紹介ができる
– 子どもに英語で話しかけられる
– 基本的な日常会話フレーズが使える
リーディング力の向上
– 簡単な英語の記事が読める
– 英語の絵本が読める
– 英語のレシピが理解できる
ライティング力の向上
– 簡単な英語日記が書ける
– SNSで英語投稿ができる
– 英語でメモが取れる
長期的な目標設定
TOEIC650点以上~TOEIC800点未満・・・子ども英会話講師、秘書、営業事務。TOEIC800点以上・・・翻訳、通訳案内士、有名進学塾英語講師。
3ヶ月の基礎固めの後は、より具体的な目標を設定することで、さらなる成長が期待できます。
家族の協力を得るための3つのアプローチ
アプローチ1:メリットを具体的に説明する
「なぜ英語を勉強するのか」を家族に理解してもらうことが重要です。
説明のポイント:
– 子どもの英語教育にプラスになる
– 家族旅行で役立つ
– 将来の仕事の選択肢が広がる
アプローチ2:家族も楽しめる工夫をする
ママが機嫌がいいと、子供は幸せ。語学学習でも、アルフィーの追っかけでも、ママが毎日ご機嫌に頑張っていると子供は幸せなのだ。
英語学習を通じて家族の時間を充実させることで、協力を得やすくなります。
アプローチ3:成果を共有する
学習の成果を家族と共有することで、応援してもらいやすくなります。
共有方法の例:
– 覚えた英語フレーズを家族に披露
– 英語で書いた日記を見せる
– 英語のニュースを要約して話す
効率的な学習のための環境づくり
物理的環境の整備
学習スペースの確保
– リビングの一角に英語学習コーナーを設置
– 必要な教材をすぐに取り出せる場所に配置
– 集中できる照明と椅子の準備
デジタル環境の整備
– スマートフォンに学習アプリをインストール
– 無線イヤホンで家事中の学習環境を改善
– 学習記録アプリで進捗管理
時間管理の工夫
学習時間の固定化
– 毎日同じ時間に学習する習慣づくり
– カレンダーに学習時間をブロック
– 家族への時間確保の協力依頼
効率的な時間配分
– 集中力の高い時間帯を見極める
– 疲れた時は軽い学習内容に切り替え
– 完璧を求めすぎず、継続を優先
まとめ:「時間がない」を「時間を作る」に変える
私の体験から言えることは、子育て期間はあっという間でした。でも、そのあっという間の数年間に頑張って英語学習をしていたからこそ、再就職もスムーズに決まり、英語の勉強を始めた時には考えたこともなかった通訳者という夢のような仕事ができていますということです。
「時間がない」という状況は、確かに現実です。しかし、その中でも工夫次第で英語学習は可能です。
今日から始められる3つのアクション:
1. 5分間の学習時間を見つける
– 朝の準備時間
– 家事の合間
– 就寝前の時間
2. 無料の学習ツールを活用する
– NHKラジオ英語講座
– 英語学習アプリ
– YouTube英語学習チャンネル
3. 家族の協力を得る
– 学習の目的を説明
– 家族で英語に触れる時間を作る
– 成果を共有する
特に、忙しい主婦の方には、効率的で継続しやすい学習方法をおすすめします。
自分で考え、英語を発するスマホ自主トレーニングアプリ【トーキングマラソン】なら、1日5分から始められて、スマホがあればどこでも英語のスピーキング練習ができます。
また、もう少し本格的に取り組みたい方には、初月4回500円!女性限定・初心者専門の英会話スクールが、日本人スタッフのサポートがあるので安心して始められます。
英語学習に「遅すぎる」ということはありません。淡々と続くどこか物足りない毎日を変えたい。英語勉強を始めたのは、そんなぼんやりとした理由からでした。具体的な目標などいりません。少しでも興味があるのなら始めてしまえばいいのです。
あなたも今日から、スキマ時間を活用した英語学習を始めてみませんか?3ヶ月後には、きっと今とは違う自分に出会えるはずです。
忙しい毎日の中でも、小さな一歩から始めることで、確実に英語力を向上させることができます。あなたの英語学習の成功を、心から応援しています。
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